講習会のお知らせ

ID:20160129-348143

目次

「身近になったGISとCIM」

 目的:地理情報システム(GIS:Geographic Information System)は、地理的位置を手がかりに、位置に関する情報を持ったデータ(空間データ)を総合的に管理・加工し、視覚的に表示し、高度な分析や迅速な判断を可能にする技術である。 平成19年5月には、地理空間情報の活用の推進に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的として、地理空間情報活用推進基本法が、国会で制定された。 また、CIM(Construction Information Modeling/Management)はBIMをベースに国土交通省によって提唱された。CIMは土木プロジェクトに関与する各種プレイヤーが、3次元モデルデータを共有しながら、GISや3次元CADなど各種ICTを統合的に利用して調査、計画、設計、施工、維持管理を進めていく手法である。近年、社会インフラの維持補修等管理コストの増加が、大きな社会問題となっています。土木分野におけるCIM導入は、社会インフラの建設事業プロセスを変えるだけではなく、既設インフラのマネジメントの在り方を大きく変えるものと期待されているところである。  そのような背景のなか、地方の建設業に携わる土木技術者にGISとCIMの身近な活用事例をもとに、活用の啓発を促すことを目的とした講習である。

主催: 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所
企画運営: 苫小牧道路事務所 工事安全連絡協議会
日時: 平成28年1月29日(金) 14:00~16:15 所要時間 2時間15分
場所: 室蘭開発建設部 日高自動車道 苫東中央ステーション1F会議室
住所: 〒059-1362 苫小牧市字柏原175-23
座標: 北緯,東経 = 42度40分25.87秒,141度47分13.4秒
【注意】現地には目標物がありません。必ず座標で位置を確認して下さい。
既知の座標(緯度経度)からグーグルマップで位置を調べる方法。
継続学習制度(CPDS) 申請先: JCM(一般社団法人 全国土木施工管理技士会)
認定番号: 348143
申請UNIT: 2unit
学習履歴: 主催者が受講者全員の学習履歴代行申請を行います。

式次第

開始
時間 
終了
時間
所要
時間
内容及び講師名
§0114:0014:050:05CPDS認定unit発給の注意事項及び開会
司会:苫小牧道路事務所 工事安全連絡協議会 事務局 厨川 弘樹(清水建設株式会社)
§0214:0514:100:05苫小牧道路事務所におけるGISとCIMの活用を広めるための活動履歴
説明:国土交通省 北海道開発局 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 計画課長 中山 光広
§0314:1014:200:10「CIMを道路事業に適用した際に想定されるメリット」
講師:株式会社ドーコン 交通事業本部 交通部 主任技師 那須 裕史
§0414:2014:300:10「ドローン・SFM・リモセン技術を用いた植生解析」
(1)ドーコンのGIS・CIMの取り組み
(2)ドローン・SFM・リモセン技術を用いた植生解析
講師:株式会社ドーコン 環境保全部 主任技師 清川 剛志
§0514:3014:500:20「GISとCIMを身近に活用しよう!」
(1)フリーソフトでもここまで出来る!(Q-GIS・Sketch upなど) (うち割当て時間 14:30-14:40)
講師:北海道道路エンジニアリング株式会社 事業企画部 技師 須甲 麻希
(2)有料ソフトならここまで出来る!(Forum8 UC-win/Road) (うち割当て時間 14:40-14:50)
講師:北海道道路エンジニアリング株式会社 両坂 友博(UC-win/Roadエキスパート認定・FORUM8 VRエンジニア認定)
§0614:5015:000:10「道路附属物点検におけるGIS活用例」
~実務に活かすGIS~
講師:株式会社タナカコンサルタント 地理空間情報部 主任技師 大宮 健生(二級建築士)
§0715:1015:200:10「3次元計測と3次元モデル活用事例」
(1)3次元計測と3次元モデル活用事例
(2)マルチコプターによる写真測量の応用事例
講師:株式会社東鵬開発 技術部次長 阿部 敏之
§0815:2015:250:15「電線共同溝事業におけるCIMの試行」
~和製ソフトによるCIMの活用と検証~
講師:株式会社近代設計 札幌支社 技術部 主任技師 山本 知幸
§0915:2515:450:20「3Dモデルによる道路設計 ASPによる意思決定とGISコンテンツの搭載」
~国産ベンダーとしてのCIM対応の取り組み~
(1)3Dモデルによる道路設計 (うち割当て時間 15:25-15:35)
講師:川田テクノシステム株式会社 札幌営業所長 成相 豊一(CALS/ECエキスパート)
(2)ASPによる意思決定とGISコンテンツの搭載 (うち割当て時間 15:35-15:45)
講師:川田テクノシステム株式会社 札幌営業所 係長 成田 文武(CALS/ECインストラクター)
§1015:4515:550:10「簡単で注目度の高い完成想定図を作ろう。」
~Google Earthへラスターデータを取り込む~
講師:一般社団法人 北海道開発技術センター 苫小牧道路担当技術者 佐々木 英寿
§1115:5516:100:15「パネルディスカッション」
コーディネイター: 国土交通省 北海道開発局 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 計画課 第2計画係長 今野 強粋
パネラー:上記講習会の講師陣
§1216:1016:150:05質疑応答及び閉会挨拶
司会:苫小牧道路事務所 工事安全連絡協議会 事務局 厨川 弘樹(清水建設株式会社)

注意1:CPDS受講確認のため、本人確認を行います。CPDS技術者証を受付にて提示して下さい。
注意2:学習履歴代行申請を行うにあたり、確認照合のためCPDS技術者証のコピー(写真撮影)を行わせていただく場合があります。また、CPDS技術者証の期限切れが見受けられますので事前にご確認下さい。
注意3:受講中は管理技術者資格者証を着用して下さい。
注意4:途中入場及び途中退場された方には、代行申請を行いません。
注意5:unitの給付を必要としない方は、受付にて所属と氏名のみ記入いただきます。

  講習会の資料の公開

§03
「CIMを道路事業に適用した際に想定されるメリット」
講師:株式会社ドーコン 交通事業本部 交通部 主任技師 那須 裕史
要旨:道路設計における複数ケースにおける事例の紹介 ・CIMは作業手間が課題となりますので目的に合わせた精度でCIMを活用している事例をメリットと併せて紹介しました。
§04
「ドローン・SFM・リモセン技術を用いた植生解析」
(1)ドーコンのGIS・CIMの取り組み
(2)ドローン・SFM・リモセン技術を用いた植生解析
講師:株式会社ドーコン 環境保全部 主任技師 清川 剛志
要旨:ドローンで撮影した画像をソフトで3次元地形化し、植生調査に活用した事例の紹介です。
・撮影面積が狭ければ人による調査よりドローン調査が有利となる可能性がある。
§05
「GISとCIMを身近に活用しよう!」
(1)フリーソフトでもここまで出来る!(Q-GIS・Sketch upなど) (うち割当て時間 14:30-14:40)
講師:北海道道路エンジニアリング株式会社 事業企画部 技師 須甲 麻希
(2)有料ソフトならここまで出来る!(Forum8 UC-win/Road) (うち割当て時間 14:40-14:50)
講師:北海道道路エンジニアリング株式会社 両坂 友博(UC-win/Roadエキスパート認定・FORUM8 VRエンジニア認定)
・身近に使う事が可能なフリーソフトを活用したCIMの事例の紹介です。
・交差点協議などでは机上協議になるため対策効果などが共有しずらいのが課題ですが見事にフリーソフトで解消されてます。
・更にCIMの部品(柵や信号など)は作業手間が多いため事務所内で共有してはどうか?とのすばらしい提案もありました。
§06
「道路附属物点検におけるGIS活用例」
~実務に活かすGIS~
講師:株式会社タナカコンサルタント 地理空間情報部 主任技師 大宮 健生(二級建築士)
維持管理台帳としてバラバラに管理されていた大量のデータをフリー
ソフトを使用してGISで一括管理できるようにした。すぐにでも活用したい内容でした
§07
「3次元計測と3次元モデル活用事例」
(1)3次元計測と3次元モデル活用事例
(2)マルチコプターによる写真測量の応用事例
講師:株式会社東鵬開発 技術部次長 阿部 敏之
要旨:・3Dレーザースキャナーやドローンで撮影した画像をソフトで3次元地形化し土捨場設計に活用した事例など今後の発展が期待される内容でした
§08
「電線共同溝事業におけるCIMの試行」
~和製ソフトによるCIMの活用と検証~
講師:株式会社近代設計 札幌支社 技術部 主任技師 山本 知幸
要旨:・今年度のCIM試行業務 ・設計プロセスの効率化、設計の高度化迅速化、維持管理への対応について ・業務中の内容にも関わらず様々な取り組みについて紹介がありました。
§09
「3Dモデルによる道路設計 ASPによる意思決定とGISコンテンツの搭載」
~国産ベンダーとしてのCIM対応の取り組み~
(1)3Dモデルによる道路設計 (うち割当て時間 15:25-15:35)
講師:川田テクノシステム株式会社 札幌営業所長 成相 豊一(CALS/ECエキスパート)
(2)ASPによる意思決定とGISコンテンツの搭載 (うち割当て時間 15:35-15:45)
講師:川田テクノシステム株式会社 札幌営業所 係長 成田 文武(CALS/ECインストラクター)
要旨:・川田テクノの取り組みの紹介 ・日本ベンダーの第1人者として海外勢に打ち勝つための今後の取り組みが非常によくわかる紹介でした。★
§10
「簡単で注目度の高い完成想定図を作ろう。」
~Google Earthへラスターデータを取り込む~
講師:一般社団法人 北海道開発技術センター 苫小牧道路担当技術者 佐々木 英寿
要旨: キャドデータを写真データとしグーグルに取り込む方法を紹介。
・現場と直結するDECさんならではの便利な作業方法の紹介でした。
・キャドを取り込むには高価なソフトが必要であったり切土の反映が難しいですがこの方法であれば解消されます。
§11
「パネルディスカッション」
コーディネイター:
  国土交通省 北海道開発局 室蘭開発建設部 苫小牧道路事務所 計画課 第2計画係長 今野 強粋(こんの つよいき)
パネラー:
  株式会社ドーコン 交通事業本部 交通部 主任技師 那須 裕史
  株式会社ドーコン 環境保全部 主任技師 清川 剛志
  北海道道路エンジニアリング株式会社 事業企画部 技師 須甲 麻希
  北海道道路エンジニアリング株式会社 両坂 友博(UC-win/Roadエキスパート認定・FORUM8 VRエンジニア認定)
  株式会社タナカコンサルタント 地理空間情報部 主任技師 大宮 健生
  株式会社東鵬開発 技術部次長 阿部 敏之
  株式会社近代設計 札幌支社 技術部 主任技師 山本 知幸 )
  川田テクノシステム株式会社 札幌営業所長 成相 豊一(CALS/ECエキスパート)
  川田テクノシステム株式会社 札幌営業所 係長 成田 文武(CALS/ECインストラクター)
  一般社団法人 北海道開発技術センター 苫小牧道路担当技術者 佐々木 英寿

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