RULE-113 完成検査の準備メモ[業務編] 

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RULE-113 完成検査の準備メモ[業務編]

手順-1 電子媒体の提出

“受注者が「電子媒体納品書」を提出 履行期限の7日前まで(完成届提出と同時となる。)
「電子媒体納品書」の提出についてASPのWFにて起案する。

  1. 電子納品の媒体は、必ずDVD-Rによること。CDは不可
  2. ”電子媒体は別途郵送のため1/31に発送した。”と記載し起案するなど提出が明確になるように工夫すること。
  3. 必ず、チェックリストの末端まで出力したものをPDFとして添付すること。 ※データの日付の整合に要注意のこと!

手順-2 発注者の電子成果品のチェック “担当調査職員がウィルスチェックと電子納品チェックシステムにてエラーチェックを行う。

  1. 成果品の出来ばえや誤字脱字をチェックする訳では無い。単純にシステムでのエラーチェックを行う。
  2. 合格ならば、完成検査の実施に向けて調整に入る。 つまり、電子成果品が提出されていなければ何も手続きが進まないことになる。

手順-3 発注者が完成検査の実施に向けて調整

  1. 完成届けを事務方に提出
  2. 検査官の任命

手順-4 検査においては、次の二点を確認する。

1 結果の確認=成果品
2 プロセスの確認 このうちプロセスの確認は、ASPに直接ログインして画面で確認。 なので、二重になる紙は全く不要!

手順-5  WF一覧画面の設定完成検査の準備 その2~ASPのWFで確認する基本事項~

  1. WF一覧画面は表示項目選定により絞り込んでおくこと。(デフォルトは不要な項目も表示され横に長い) ASPの運用開始時から絞り込み表示に設定してしまったほうが良い。
  2. プロセス確認で質問されることは、ほぼ決まっているので、WF履歴の確認画面は、事前にブックマークして用意しておくこと。検索した画面は独自のURLを持つのでそれを保存しておく。検査時は質問に対してすぐさまクリックして表示する。(例)WFを「履行報告」で絞込み、そのURLをブックマークにしておく。
    ▼ブックマークの仕方は、工事の例であるが下記を参考にすれば良い。
    http://urado.dousetsu.com/021-331.html
    ▼プロセス確認で質問されることはこれ!(完成検査の想定問答メモ書き[業務編])
    http://urado.dousetsu.com/rule-114.html

手順-6 完成検査リハ・機器類の準備

  1. 照査もかね各社で独自に検査リハを行う。
  2. 機器類の接続テストなど 受注者が検査時に用意するもの 。概要説明とASP用のPC、システムにログインするための通信手段、ASP用のディスプレイ 、電子成果品用のPC(CADソフト、チェックシステムは必須)、アナログケーブル、電源の延長コードなど
  3. 発注者が検査時に用意するものを確認すること! (1)電子成果品用のディスプレイ(iiyama ProLife E2278HD)とD-sub15pinのアナログRGBケーブル(一般的なアナログケーブル)
  4. 注意:プロジェクターは不可

手順-6 完成検査の式次第を確認する。(=検査の業務計画: 当初の業務計画書に記載されていてしかるべきもの

■業務名:
■受注者:
■次第(案):
1.全体概要説明(PPT使用)・・・・・・・・・・・・・・・10~12分程度
 ※概要説明開始と同時に別PCで電納チェック開始~終了時点でPC画面を確認して頂く
2.業務内容説明(PPT・配付資料使用)・・・・・・30分程度
3.プロセス確認(ASPによる確認)・・・・・・・・・・10分程度
4.照査の確認(照査関連資料を用いて説明)・・・10分程度
  計90分程度(質疑応答30分程度含む)
なお、2と3は検定官から指示が合った場合は逆になってもかまいません。

手順-7 完成検査

  1. 概要説明 評価漏れが起きないようにポイントを押さえ確りかつ簡潔にプレゼンすること。
  2. 12分以内を目安とする。できの悪いものは8分以内。 PPTは場合検査終了時まで閉じないこと。(工事の場合は必ず検査官が戻って確認します。)
  3. ▼ひな形データは下記に保存されています。
    FC-005_様式
    PPTの各項目は評価の確認項目とかなり合致しているので、PPTの流れに乗ることは検査官にとって楽なのである。)
    ▼ウエブ公開版
    http://urado.dousetsu.com/035_sample-04.html
  4. もし、パワポを作ったのに紙でプレゼンするならば残念です。 PDFでのプレゼンは避けてください。
  5. プロセスの確認:ASPのWFにより基本事項の確認を行う
  6. 成果品の確認:電子納品成果の確認 みなさんが思う通常の検査でしょう。 ただし、検査マニュアルに則して電子データを検査します。
    業務成果は工事に引継がれますが、紙面で引き継がれる訳ではないのは言うまでもありません。
    これを行わないために、とんでもない図面やエクセルの数量調書が納品されることになります。
    紙面と併用して説明するのはOKです。各社工夫して行ってください
  7. 照査の確認 照査で使用したものすべて(チェックした紙も含む)提示しどのように行ったか説明する。
  8. その他、説明し忘れたこと。 検査中に気づいた、アピールし忘れを説明する。 ただし口頭は評価されません。データや紙面を提示する。後日提出は考慮されない!

手順-8 検査後の修補

  1. “成果品の品質に影響しない軽微な修正を行い再提出するにあたり、 別途示す手続きを行うこと。ASPが契約切れになるので紙面となるだろう。

手順-9 検査官が検査後の復命と評価を行う。

手順-10 支払い

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