「遠隔臨場の創意工夫を綴る。」~投資ゼロbasepageWEBmeetingシステム使いこなし術~

ID:20221203-685055-02

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「遠隔臨場の創意工夫を綴る。」~投資ゼロbasepageWEBmeetingシステム使いこなし術~

講師:株式会社磯田組 坂本 昌則(さかもと まさのり) 

 以下の資料は、技術研鑽に役立つことを願い、講師のご厚意によりご提供いただいたものです。

20211203公開


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磯田組の坂本です。よろしくお願いいたします。
本日は 苫小牧道路事務所主催 CPDS講習会 題目 basepageWEBmeetingシステムを活用した 「遠隔臨場の創意工夫を綴る。
~投資ゼロbasepageWEBmeetingシステム使いこなし術~」と題しましてお話しさせてください。
各現場では段階確認、立会確認、社内検査といった現場臨場での確認事項がありますが新型コロナウイルスの影響で 現場臨場から遠隔臨場に変化していったと思います。
遠隔臨場には発注者や受注者にメリットが多く発注者には現場までの移動時間の削減、受注者には現場到着時間による手待ち時間の削減、 社内検査員の移動時間の削減といったメリットが多数ありますがやはり一番の効果は新型コロナウイルスによる感染率が下がる事が大きいと思います。
今後、遠隔臨場を行う事が多くなると予測され使用する遠隔臨場機材は色々ありますが今年度は「basepageWEBmeetingシステム」を活用した 遠隔臨場による働き方の変化についてお話していきたいと思います。
《参考》 ソリューションとは、一般的には「回答」や「解決すること」などの意味を持つ英語である。 IT用語としては、企業がビジネスやサービスについて抱えている問題や不便を解消すること、および、そのために提供される情報システムなどを指す。

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日記の前に・・・ 【昨年の遠隔臨場】はどうだったかを紹介したいと思います。
★某会社の遠隔臨場機材にて実施。
★ 操作性は問題は無く簡単でした。 セキュリティ問題で監督員はダブレット端末。
動画配信のみで資料は見せれない。 片手が使えないか、撮影者が必要でした。
★ 昨年の遠隔臨場回数は機材が揃うのが遅くなりましたが
・立会確認(監督員)   4回実施/全11回  移動時間(道路事務所~現場) 往復3.0時間 × 4回 およそ12.0時間低減
・品質証明  0回実施/全16回  移動時間(本社~現場) 往復1.5時間 × 0回 でした。
次のページから今年実施したbasepageWEBmeetingシステムを活用した遠隔臨場について説明します。 ◆

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ライブ中継の開始【遠隔臨場2021.5/12】はスマートフォンで実施しました。
★ スマホをライブカメラにすると、口元から離れるため会話ができない。そのため、携帯で監督員と話しながら立会のライブ中継をしました。
★ この手法は両手を使用する事となり不便で。
せめて片手を自由にしたいと思いました。 ◆

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ライブ中継の工夫【遠隔臨場2021.5/18】もスマートフォンで行いました。
★ スマホをライブカメラにすると、口元から離れ会話ができないのでイヤホンマイク(有線)を使用しました。
結果、音声が途切れる事もなくライブ中継ができ、更に片手が自由になりました。
★ この時に思ったのはスマホ画面を幾分大きくして映像を見やすくしたい思いがでてきました。 ◆

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ライブ中継の工夫【遠隔臨場コンサル参加2021.6/14】からタブレット端末と電子ペンを使用しました。
★ 土捨場の排水計画のついて発注者、受注者、設計者との遠隔臨場による3者検討会議を行う事となり、スマホだと画面が小さく映像や図面資料の把握が困難とされたのでダブレット端末と電子ペンを活用し遠隔臨場を実施しました。
★ 補足:WEB会議システムのプレゼン機能を活用し平面図を見ながら検討会議を行いました。
事前に区画割りポイントを平面図に記入し、クロックポジション(軍隊的手法)で位置情報を共有し確認したい箇所への誘導を行いながら現場立会を実施したところ、発注者設計者共に映像の保存したい箇所を画面キャプチャし今後の詳細設計資料として保存していました。
★ 反省点:画面共有の資料を見るのか、カメラ画像を見るのかで迷う為、説明する方は宣言してから話をした方が良いと思います。 ◆

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ライブ中継の工夫【区角割平面図】このページは前項の続きとなります。
★ WEBmeetingシステムの3者検討会議で使用した資料が左側です。この手法を利用すれば位置情報は共有できます。
〈例として『⑦-Eが見たい』と指示があれば移動しクロックポジション(軍隊的手法)で映像を見せる〉事が出来ます。
★ 補足:この時の遠隔臨場3者検討会議の所要時間は約1時間で、ほぼ片手はタブレット端末を持っていて、もう片手は電子ペンを持っていたりとかなりの重労働だったので両手を自由にしたいのと平面図からの位置情報をもっと簡潔に共有できないかと考えました。
★ 区角割平面図についてはマルチユーザーモードで解決できるので後ほど説明します。 ◆

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ライブ中継の工夫【クロックポジション】このページは前項の続きとなります。
★ クロックポジション(軍隊的手法)とは?自分を時計中心に置換え、12時が正面、9時が左
★ といった方向を示す世界共通の手法として用いられており普段見慣れた時計の方向に置き換えることで
誰にでも分かりやすく位置を伝えることができます。 ◆

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ライブ中継の工夫【両手を自由にしたい2021.9/17】タブレット端末用首掛けホルダーを使用しました。
★ タブレット端末を固定し首から装着する事で両手が自由になり
★ コンベックスによる実測、TSによる測量など今まで遠隔臨場時一人では困難だったことが
できるようになり(人員削減)による生産性向上や働き方に変化が生じました。◆

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ライブ中継の結果【遠隔臨場実施回数】について立会確認の移動時間に対して
どのくらい低減できたのかを比較をしてみました。
★ ・立会確認(監督員)
  7回実施/全10回  移動時間(道路事務所~現場) 往復3.0時間 × 7回 およそ21.0時間低減
・立会確認(支援業務)
  4回実施/全6回  移動時間(道路事務所~現場) 往復3.0時間 × 4回 およそ12.0時間低減
★ 監督員・支援業務の移動に要する時間を大幅に削減できました。 ◆

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ライブ中継の結果【遠隔臨場実施回数】について品質証明の移動時間に対して
どのくらい低減できたのかを比較をしてみました。 ★
・品質証明   8回実施/全20回  移動時間(本社~現場) 往復1.5時間 × 8回 
およそ12.0時間低減 ★
品質証明員の移動に要する時間を削減できました。 ◆

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ライブ中継の工夫【位置情報の共有】としてWEBmeetingシステムのマルチユーザーモードについて説明します。
★ この機能を使用するときはプレゼン機能にて資料が必要です。
★ WEBmeetingシステムを起動し
★ 右側4列のボタンの内一番下のボタンを押すとマルチユーザーモードに切り替わり
★ ★ 現場側と相手側のポインターが表記されお互いの求めている位置情報が共有されるので
区角割平面図などの作成時間が無くなり緊急時でも簡易平面図などがあれば位置情報の把握ができると思います。◆

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最後に私から一言で 今年度からbasepageWEBmeetingシステムを使用し遠隔臨場を行いました。
操作性や機能性については問題は無くスムーズに活用する事ができたと思います。
各ユーザーの方々は様々な活用方法があるとは思いますが、現場の遠隔臨場で私的に色々試した結果、タブレット端末・電子ペンのセットが良いと判断しました。
機能性については資料等を回覧しながら動画配信できる点については私的には高評価で今後も機会があれば活用していきたいと思います。
以上です。ありがとうございました。◆

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