「SDGs(持続可能な開発目標エス・ディー・ジーズ)への具体的一歩!」~ゼロカーボンに向けて企業の二酸化炭素排出量の一般市民への公開

ID:20220831-745900-02

「SDGs(持続可能な開発目標エス・ディー・ジーズ)への具体的一歩!」~ゼロカーボンに向けて企業の二酸化炭素排出量の一般市民への公開

講師:株式会社磯田組 土木部工事課 主任 坂本 昌則 (さかもと まさのり)

以下の資料は、技術研鑽に役立つことを願い、講師のご厚意によりご提供いただいたものです。


▼PowerPoint PAGE-01

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私から◆
磯田組の坂本です。よろしくお願いいたします。本日は
苫小牧道路事務所主催 CPDS講習会
題目
「SDGs(持続可能な開発目標エス・ディー・ジーズ)への具体的一歩!」
~ゼロカーボンに向けて企業の二酸化炭素排出量の一般市民への公開
と題しましてお話しさせていただきます。
日本のCO2排出量は、12.7億トンであり、その内建設産業から排出されるCO2は、1.1億トン(約9%)となっており、社会資本整備の実施段階である土木建設作業においてもCO2削減に向けての取組が求められている。 このような中で、北海道開発局が発注する工事において、CO2排出量を定量的に把握できる『見える化』を図り、土木建設現場からの「CO2排出量の削減」と「エネルギーの効率化によるコスト縮減」を併せて推進するために、受注者、発注者が協働して、「環境家計簿」を取り組んできました。
そのような社会情勢を背景として、工事単位の取り組みを企業単位に拡大し、「CO2削減量の見える化による削減活動の促進」及び「CO2削減に対する従業員の意識の向上」を取り組んだゼロカーボンに繋がる取り組みを紹介したいと思います。また、それらの取り組みをSDGs(持続可能な開発目標 エス・ディー・ジーズ)の一環及びCSR(企業の社会的責任)と捉え、一般市民への報告義務を遂行するため企業のホームページに公開するに至った企業理念や、建設業のゼロカーボンへの第一歩としてお話しさせて頂きます。

▼PowerPoint PAGE-02

環境対策と発注者の評価
としまして
環境対策と発注者の評価で、どう関係しているかを検討したいと思います。
北海道開発局優良工事等表彰事務取扱要領 第5条-2にこう記述されています。
1)工事成績評定等が特に優秀な者。
2)困難な条件を克服して工事等を完遂し優秀な成果を上げた者。
3)工事等に関し創意工夫に努め、技術の向上に顕著(けんちょ)な成果を上げた者。
4)工事等における安全確保の取組が優れており他の模範として推奨すべき顕著(けんちょ)な成果を上げた者。
5)工事等に関し環境対策に努め他の模範として推奨すべき顕著(けんちょ)な成果を上げた者。
6)前各号に掲げるもののほか、工事等の完成に顕著な成果を上げた者。
ここで5項目めに

環境対策の記述がありました。◆

▼PowerPoint PAGE-03

環境対策と発注者の評価
北海道開発局には表彰推薦事由書という書類があり、今見ているのは下請け企業表彰の推薦事由書ですが、

公開されている「北海道開発局優良工事等表彰事務取扱要領」と見比べてみると…

そこで気づいたのですが、
高評価を得るためには、これら六項目すべてに該当する必要が有るのではないかと!

表彰区分のフラグ欄に環境対策を実施したかどうかの欄があるので
工事成績評定で高評価を得るのなら環境対策の有り無しが大きく左右されると思います。◆

▼PowerPoint PAGE-04

SDGs(持続可能な開発目標)とは?
                       サステイナブル デヴエロップメント ゴウルズ
SDGs とは、「持続可能な開発⽬標(Sustainable Development Goals)」のことです。社会が抱え
る問題を解決し、世界全体で2030 年を⽬指して明るい未来を作るための17 のゴールと169 のターゲットで構成されています。
◇2015 年9 ⽉、ニューヨーク国連本部において、193 の加盟国の全会⼀致で採択された国際⽬標です。
◇気候変動や格差などの幅広い課題の解決を⽬指しています。
◇先進国も途上国もすべての国が関わって解決していく⽬標です。◆

▼PowerPoint PAGE-05

弊社SDGs宣言
インフラの発達により個々の組織の活動が社会に与える影響はますます大きく、そして広がるようになってきました。それらは、企業の社会的な評価・評判にも影響するようになり、それに従って企業の意識も変化してきたと思います。地球温暖化をはじめとした環境問題への取組が企業に求められるようになり、「企業の社会的責任 CSR)」という⽤語が⼀般的になり、最近では企業経営を経済性・社会性・環境性の3つの視点から考えることが企業の持続可能性に必要であるとの認識し、弊社も2021年9月にSDGsを宣言しました。

公共事業を主体とした弊社では「環境への配慮」から「本社CO2排出量に見合う社有林を保護し維持する」というターゲットを提案していますので説明したいと思います。◆

▼PowerPoint PAGE-06

社有林保有場所
保有場所
沙流郡日高町字三和という地域に社有林を保有しております。◆

▼PowerPoint PAGE-07

社有林所有者の確認
資料右下に記載されていますが弊社代表名義となっております。◆

▼PowerPoint PAGE-08

社有林の保有面積
合計で約304ヘクタールこれを㎡で換算すると3,040,000㎡
の面積分を保有しております。◆

▼PowerPoint PAGE-09

面積に対する木の本数
社有林面積304ヘクタールなので木の本数の換算をすると
植林事業で植樹する場合には1坪1本となっておりますので
1ヘクタールは3000坪なので3000本あることになります。

304ヘクタールではおおよそ912,000本あることになります。◆

▼PowerPoint PAGE-10

単位当たりのCO2排出量
各品目の単位当たりCO2排出量を検討します。
ガソリン1Lあたり2.322kg-co2/L
灯油 1Lあたり2.489kg-co2/L
軽油 1Lあたり2.619kg-co2/L
電力 1kwhあたり0.688kg-co2/kwh
上下水道 1m3あたり0.36kg-co2/m3
です。◆

▼PowerPoint PAGE-11

森林によるCO2年間吸収量の検討
このデータは森林研究所よる試算表です。
従来の車1台から排出されるCO2は年間約2,300㎏=2.3tで

2.3tのCO2を吸収するには160本の木が必要とされています。◆

▼PowerPoint PAGE-12

弊社年間CO2排出量の算出 ~form-014の活用~
2021年の項目毎に数量算出したところ2021年は787.998t約788tのCO2排出量でした◆

▼PowerPoint PAGE-13

form-014の入力は誰が??
CO2排出量の把握の取組は社員全員ですがform-014の取りまとめは誰が入力するのか?現場単位なのか?
難しく考えることはないと思います。
企業の排出量は、この数式により把握できます。
単位当たりCO2排出量 × 伝票の数量の合算値で算出できますので
企業全体の環境家計簿の取組みのデータの取りまとめの主体は、

現場では無く本社の経理ライン!だと思っています。
実際に弊社でも実施していますがさほど苦ではないようでした◆

▼PowerPoint PAGE-14

「年間CO2排出量」と「吸収に必要な木の本数」の検討
についてですが弊社で算出した2021年度CO2排出量から吸収に必要な木の本数を検討しました。
参考比較で
年間CO2排出量2.3t/co2で吸収に必要な木の本数は160本/木の参考値として
2021年度比較では
年間CO2排出量788t/co2で吸収に必要な木の本数は54,817本/木でした。
2021年度の比較検討の結果。当社社有林、木の全体本数は約912,000本で年間CO2排出量分は
すべて社有林にて吸収されていることが理解していただいたと思います。
参考ですが:弊社社有林では年間13,110t分のCO2排出量を吸収可能となる試算値があります。◆

▼PowerPoint PAGE-15

「2020年度」と「2021年度」の比較
をしてみたいと思います。
2020年度比較で
年間CO2排出量1003t/co2で吸収に必要な木の本数は69774本/木として
2021年度比較では
年間CO2排出量788t/co2で吸収に必要な木の本数は54,817本/木でした。
工事の規模に関係しますがアイドリングストップなどの取組で前年度から21.4%のCO2年間排出量の削減。

企業の削減目標として前年度から5.4%(54.3t)のCO2年間排出量削減を目指します。◆

▼PowerPoint PAGE-16

今後の弊社「社有林保護」の取組
として
①.社有林付近道路の定期的な点検、  ごみ拾い実施。
②.社有林内の除草、間伐を定期的に専門業者に委託し実施。

上記2項目を確実に実施し、社有林の保護に努めます。◆

▼PowerPoint PAGE-17

次に
CSR(企業の社会的責任)とは??
企業が行う組織活動の社会的責任のことを
コーポレート ソーシャル レスポンスシビィリティ
CSR(Corporate Social Responsibility) といい
社会貢献や環境への配慮などに対して適切な意思決定をする。
これが
企業の社会的責任CSRと呼ばれています。◆

▼PowerPoint PAGE-18

CSR(企業の社会的責任)としての取組を公開したいと思います。
私自身で難易度順に公開したいと思います。

施設補修

環境保全

土木の啓発

現場見学会

最上位の???箇所については弊社で検討中とさせて頂きます。◆

▼PowerPoint PAGE-19

環境対策と一般市民の評価
としまして
弊社では企業の二酸化炭素排出量を一般市民へHPによる公開しております。
この資料は2020年度と2021年度のCO2総排出量の月別推移となっております。
このグラフから工事の追込み時期と冬季にかかる時期とで11月から2月の期間で
CO2排出量が多くなっていることが分かると思います。◆

▼PowerPoint PAGE-20

環境対策と一般市民の評価
引き続き
この資料は2020年度と2021年度の現場間通勤車両のCO2総排出量の月別推移となっております。
グラフから通勤車両の保有稼働台数に応じてほぼ平均ラインでCO2排出量が発生しております。◆

▼PowerPoint PAGE-21

環境対策と一般市民の評価
引き続き
この資料は2020年度と2021年度の電力のCO2総排出量の月別推移となっております。
このグラフからは日照時間の長い時期と冬季にかかる時期とで11月から3月の期間で
CO2排出量が多くなっていることが分かると思います。
以上の3項目を弊社ホームページで公開しております。

この取組はCSRとして建設業のゼロカーボンへの第一歩だと思っております。

▼PowerPoint PAGE-22

本日は以上となります。
ありがとうございました。
株式会社 磯田組 坂本 昌則◆END

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