ID:20220315-706525-08
目次
- 1 「MMSの利活用の今とこれからの展望」
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- 1.1.1 ▼PowerPoint PAGE-01
- 1.1.2 ▼PowerPoint PAGE-02
- 1.1.3 ▼PowerPoint PAGE-03
- 1.1.4 ▼PowerPoint PAGE-04
- 1.1.5 ▼PowerPoint PAGE-05
- 1.1.6 ▼PowerPoint PAGE-06
- 1.1.7 ▼PowerPoint PAGE-07
- 1.1.8 ▼PowerPoint PAGE-08
- 1.1.9 ▼PowerPoint PAGE-09
- 1.1.10 ▼PowerPoint PAGE-10
- 1.1.11 ▼PowerPoint PAGE-11
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- 1.1.13 ▼PowerPoint PAGE-13
- 1.1.14 ▼PowerPoint PAGE-14
- 1.1.15 ▼PowerPoint PAGE-15
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CPDS講習プレゼン
「MMSの利活用の今とこれからの展望」
講師:大陸建設株式会社 常務取締役 櫻庭 晃(さくらば あきら)
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大陸建設の櫻庭と申します。◆
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モービルマッピングシステム(通称MMS)は、車両にGNSSアンテナ・レーザスキャナ・カメラなどの機器を搭載し、走行しながら道路周辺の3次元空間の位置データを高精度で効率的に取得するシステムです。
計測作業は通常、運転手とオペレータの2名で実施。計測速度は時速80kmまで計測可能で、周囲の交通の流れにのって計測することが出来るため交通規制は不要です。
計測中は基本的に車外に出ることが無いため、車外での事故のリスクも大幅に低減できます。 ◆
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左側は片側交互通行の規制を掛けて計測するシステムで、 左上からLP200と言う、車両で牽引するタイプ。
下に行きまして道路を横断上になぞって計測するMRP。
右に行きまして、路肩にトータルステーションを据え付けてノンプリズムで計測するROPO。
同じく路肩に機械を設置してレーザーを飛ばして計測するLP2000。
右のふたつは交通規制は不要となりましたが、これら全てにおいて計測のスピード、安全性でMMSが勝っております。 ◆
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工事名は、帯広広尾自動車道芽室町北伏古舗装補修工事 発注者は帯広開発建設部 さま 受注者は、
帯広の東光舗道株式会社 さま 工事概要としましては、
帯広広尾自動車道の芽室帯広ICから帯広川西IC間の約1キロを切削オーバーレイするアスファルト舗装工事です。
上下線ともに24時間通行止めでの施工となりました。
事前の切削オーバーレイ用の計測は、MMSのメリットを生かして交通規制の必要も無く計測しております。 ◆
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上層路盤まで切削した状態を、MMSで計測して点群のフィルタリング等を行いTINメッシュを作成します。
非常に高密度で点群を取得するので、細かいTINになっているのが分かるかと思います。 ◆
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計算が完了すると画面上に規格値との誤差で色分けされたヒートマップが表示されます。
同時に出来形合否判定の総括表も作成いたしました。 ◆
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現地スウェーデンの方も、日本の舗装工事でのMMSの活用について、非常に興味を持って聞いておりました。 ◆
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弊社は平成28年度よりこちらの試験を毎年受験しており、距離測定、ひび割れ、わだち掘れ、平たん性、全ての項目に合格しており、路面性状測定車としての性能が確認されております。 ◆
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又、土木分野での活用事例も多くなってきておりまして、昨年は土工での起工測量や、河川堤防の砂利敷き均しの現場でも採用して頂き、 取得点群をマシンコントロールに活用するなど、現場での省力化が出来たと大変好評をいただきました。 ◆
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写真のように見えますが、全て点の集合体です。
高密度点群なのでかなり濃い点密度で点群を取得出来ております。 ◆
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スキャナのスペックは、1秒間に100万点の点群を取得できるハイスペックのスキャナです。
このように縁石の角、エッジががはっきり取れております。 ◆
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法面や建物など点群が当たりやすい所は、最大到達距離は100m位先まで点群を取得することが出来ます。 ◆
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今回日高自動車道でも舗装工事が発注されたようですので、MMSをはじめとした点群の利活用の出番が増えそうです。 ◆
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装着されているカメラは、夜間でも少しの照明があれば、画像がはっきりと確認出来る。
と言うメリットがあります。 このようにトンネルの中の暗いところも結構見える様になります。
今までは困難でした、トンネル内の標識やキロポスト、路面のひび割れ等も確認出来るようになります。 ◆
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